どんな職業か
指輪、ネックレス、ブローチ、イヤリングなど、「身を飾る装身具」をデザインする。 ジュエリーデザイナーには、貴金属や宝石にとらわれず、あらゆる素材を使用してジュエリーをデザインするデザイナーと、宝石やプラチナ、金・銀といった貴金属などの素材を使用して、ジュエリーをデザインするデザイナーがいる。 前者は主にデザインから製作までを個人で行い、個展などで作品を発表し、販売している場合が多い。 後者には、ジュエリーを製作したり、販売する会社に勤めて流行やニーズに合わせたジュエリーをデザインする企業内デザイナーと、独立して、企業にジュエリーのデザインを供給しているフリーランスのデザイナーがいる。また、会社を興し、自分でデザインしたジュエリーを自社で製作し販売まで行っている自営のデザイナーもいる。 企業内デザイナー、フリーランスデザイナーは、まず商品開発にあたり何をどのような対象に向けてデザインするかを打ち合わせ、デザインを考える。デザインが決まると、製作者と打ち合わせ、製品が完成するまでを監修する。フリーランスのデザイナーの中にはデザインだけではなく製品を完成させて、それを企業に販売している人もいる。会社を経営し、自分のデザインを製作、販売しているデザイナーの場合は、デザインから、製作の監修、コスト計算、在庫管理、販売などの業務を行う。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 CADソフト、パソコン、工具(手動工具、電動工具)
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 説明力 | 4.5 | 136 / 498 | 上位27% |
| 道具、機器、設備の選択 | 4.4 | 12 / 498 | 上位2% |
| 傾聴力 | 4.3 | 240 / 498 | 上位48% |
| カスタマイズと開発 | 4.2 | 13 / 498 | 上位3% |
| 他者の反応の理解 | 4.0 | 106 / 498 | 上位21% |
| 資金管理 | 4.0 | 9 / 498 | 上位2% |
| クオリティチェック | 4 | 26 / 498 | 上位5% |
| 要件分析(仕様作成) | 4.0 | 48 / 498 | 上位10% |
| 他者との調整 | 3.8 | 178 / 498 | 上位36% |
| 交渉 | 3.8 | 126 / 498 | 上位25% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 芸術 | 3.2 | 9 / 508 | 上位2% |
| 生産・加工 | 3.0 | 10 / 508 | 上位2% |
| 販売・マーケティング | 2.8 | 34 / 508 | 上位7% |
| 顧客サービス・対人サービス | 2.7 | 128 / 508 | 上位25% |
| 事務処理 | 2.0 | 225 / 508 | 上位44% |
| ビジネスと経営 | 1.9 | 87 / 508 | 上位17% |
| コミュニケーションとメディア | 1.8 | 141 / 508 | 上位28% |
| 設計 | 1.6 | 91 / 508 | 上位18% |
| 輸送 | 1.4 | 84 / 508 | 上位17% |
| 経済学・会計学 | 1.3 | 124 / 508 | 上位24% |
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。ジュエリーの専門学校で専門知識を学んだり、大学等で美術、金工等を学んでいる場合が一般的である。独学で学ぶこともある。 企業に就職してデザインの経験を積み、その後独立し開業する場合がある。学校卒業後、企業に就職せずに、自身で活動し経験を重ねていく場合もある。日本だけではなく、世界的なデザインコンテストが多種あり、登竜門として新人に門戸を開いている。これに応募し、入選・入賞を重ねたり、個人で個展等を開くことが、実績の評価に繋がる。 関連資格としては、厚生労働省の定める技能検定の「貴金属装身具製作技能士」がある。 デザインだけを行い製作は他者に委ねる場合と、デザインから製作までを行う場合があるが、いずれにしても製作に関する知識や使用する材料(金属、宝石)の特性に関する知識が必要である。デザイン画は手書きも多いが、CADを使用したデザインソフトで行う場合もある。常に新しいデザインや消費者の好みの動きに気を配り、豊かで独創的な発想力を高めていくことが求められる。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 大卒 | 0.3 |
| わからない | 0.3 |
| 専門学校卒 | 0.3 |
| 高卒 | 0.2 |
| 短大卒 | 0.1 |
| 高専卒 | 0.1 |
関連する資格
- 貴金属装身具製作技能士
給料
賃金構造基本統計調査では「デザイナー」として集計されています(2023年・全国)。この区分には14の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 363.8千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 727.5千円 |
| 平均年齢 | 38.8歳 |
| 平均勤続年数 | 10.3年 |
| 労働者数 | 8,639人 |
男女で見た給与
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤249千円
- ≤267千円
- ≤283.3千円
- ≤308千円
- ≤407.2千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「専門的・技術的職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率1.4%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人179千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比20.1%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比18.3%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
専門的・技術的職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 専門的・技術的職業80%
- サービス職業6%
- 管理的職業3.2%
- 事務3.2%
- 販売3%
- 生産工程2.4%
- その他2.1%
この分類に入った人のうち、20%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
企業内デザイナーは、都市部か、山梨県など地場産業でジュエリーに関わりのある地域で勤務する場合が多い。企業に就職するのでなければ、全国どこででも仕事をすることができる。 労働時間は、企業内デザイナーの場合は勤務先の規定による。時期によっては、残業時間が多くなることもある。フリーランスのデザイナーの場合は、デザインの締め切り間近、又は仕事が集中した時とそうでない時で、就労時間が不規則になる場合もある。販売までを業務としているデザイナーは、販売地域が広範囲の場合は出張が多くなり、時間も不規則になる場合が多い。 年齢層は企業内のアシスタントクラスの20歳代から、キャリアを積んだデザイナーでは高齢期になっても活躍している人もいるなど幅広い。 近年、企業内デザイナーの需要は減少する傾向にある。フリーランスや自営の場合は、キャリアや知名度によって仕事量の差が大きい。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- ファッションデザイナー近さ 0.692
- フラワーデザイナー近さ 0.635
- インダストリアルデザイナー近さ 0.633
- CG制作近さ 0.629
- アートディレクター近さ 0.616
- 動画制作近さ 0.615
- 陶磁器技術者近さ 0.614
- 起業、創業近さ 0.613
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)