どんな職業か
テレビで放送する映像をテレビカメラで撮影する。 大きく分けると、スタジオ番組や中継番組を担当するスタジオカメラマンと、取材に出かけてニュースやドキュメンタリー、情報番組などを撮影する取材カメラマンの二つに分かれる。 スタジオ番組を担当するスタジオカメラマンは、数人でディレクターの指示に従って番組の映像制作にあたる。ディレクターに指示された条件の中で、よりよい映像を撮ることが求められる。撮影した映像は副調整室に並べたモニターに表示され、ディレクターとスイッチャーによって順次選択されて放送・録画される。 ビデオカメラを持って現場に出かけ、ニュースやドキュメンタリー番組用の映像を撮影する取材カメラマンは、事前に記者やディレクターと打ち合わせをした上で、取材中は自分ひとりで撮影を進めることが多い。現場で何がどのように起こっているのかを正確に映像に収めるために、自分で状況を判断し、カメラを回す必要がある。また、どのアングルから撮影すればよい映像になるか、事前に被写体の動きを想定することも重要となる。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 テレビカメラ、モニター、ビデオカメラ
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 道具、機器、設備の選択 | 4.4 | 11 / 498 | 上位2% |
| 傾聴力 | 4.2 | 260 / 498 | 上位52% |
| 設置と設定 | 4.2 | 7 / 498 | 上位1% |
| 故障等の原因特定 | 4.0 | 18 / 498 | 上位4% |
| 読解力 | 4.0 | 217 / 498 | 上位44% |
| 他者との調整 | 3.9 | 153 / 498 | 上位31% |
| 指導 | 3.9 | 154 / 498 | 上位31% |
| 説明力 | 3.9 | 261 / 498 | 上位52% |
| 新しい情報の応用力 | 3.8 | 119 / 498 | 上位24% |
| 操作と制御 | 3.8 | 14 / 498 | 上位3% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションとメディア | 2.9 | 16 / 508 | 上位3% |
| 通信技術 | 2.5 | 15 / 508 | 上位3% |
| 芸術 | 2.3 | 29 / 508 | 上位6% |
| 機械 | 2.1 | 66 / 508 | 上位13% |
| 顧客サービス・対人サービス | 2.0 | 236 / 508 | 上位46% |
| 日本語の語彙・文法 | 1.9 | 146 / 508 | 上位29% |
| 社会学 | 1.8 | 72 / 508 | 上位14% |
| 工学 | 1.7 | 73 / 508 | 上位14% |
| 公衆安全・危機管理 | 1.7 | 88 / 508 | 上位17% |
| 心理学 | 1.6 | 136 / 508 | 上位27% |
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大学や専門学校の芸術系や放送系の学科の出身者が多い。テレビ局の社員になるか、テレビ局の仕事を請け負う外部プロダクションなどに就職する。 スタジオでの作業は共同作業が多く、入職してからトレーニングを積む必要がある。仕事をしながら技術を磨き、一人前になるには長い年数がかかる。取材カメラマンの場合は、撮影するテーマを自ら調査することも必要で、どのような内容の映像をどこで撮影したら良いかを考えて、撮影を行う。 専門とする取材対象に特化してその分野で高い評価を得るようになると、フリーランスの取材カメラマンとして独立し、映像ジャーナリストとなることもある。 撮影する映像を魅力あるものにするために、美的センスとともに、カメラポジションや照明効果の知識が必要となる。また、テレビカメラは精密で複雑な機器であり、メカニズムを理解し、作動に不具合がある場合、原因を特定し、対処できる知識も求められる。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 大卒 | 0.6 |
| 専門学校卒 | 0.6 |
| わからない | 0.1 |
| 高専卒 | 0.1 |
| 高卒 | 0.0 |
| 修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) | 0.0 |
給料
賃金構造基本統計調査では「美術家,写真家,映像撮影者」として集計されています(2023年・全国)。この区分には3の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 371.5千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 754.4千円 |
| 平均年齢 | 38.3歳 |
| 平均勤続年数 | 10.3年 |
| 労働者数 | 2,254人 |
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤288.4千円
- ≤294.7千円
- ≤345.8千円
- ≤377.4千円
- ≤511.7千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「専門的・技術的職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率1.4%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人179千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比20.1%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比18.3%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
専門的・技術的職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 専門的・技術的職業80%
- サービス職業6%
- 管理的職業3.2%
- 事務3.2%
- 販売3%
- 生産工程2.4%
- その他2.1%
この分類に入った人のうち、20%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
勤務先は、テレビ局やテレビ局系列の制作会社、映像制作会社などであり、職場は番組制作の多い都市部が多い。就業者は男性が多いが、女性も増えている。 賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。勤務時間は生放送や長時間の録画番組収録があるテレビ局の特殊事情から非常に複雑で、職場や担当する番組の事情によってシフト勤務になることが多い。また連続勤務や夜間勤務、土日祝日に出勤することもある。 テレビ放送が多チャンネル化し、テレビ局のインターネット中継も増えると見込まれる。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 報道カメラマン近さ 0.783
- 舞台照明スタッフ近さ 0.764
- 舞台美術スタッフ近さ 0.713
- ワイン製造近さ 0.712
- エレベーター据付近さ 0.706
- さく井工/ボーリング工近さ 0.658
- 水産技術者近さ 0.653
- 水族館飼育員近さ 0.650
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)